前立腺肥大症は進行度により、三段階に分けられます。第I期(刺激症状期)では、排尿困難を中心とした種々の刺激症状がありますが、残尿はありません。薬物療法の適応です。第II期(残尿発生期)では、残尿が発生します。残尿が30ミリリットル以上であればこの病期であり、一度でも尿閉の既往があれば、現在いかに残尿が少なくても、第II期に属し、手術療法の適応になります。第III期(膀胱拡張期)は、腎機能障害が認められます。この病期の患者には留置カテーテルを設置して排尿し、腎機能の回復をはかり、手術療法を行います。
薬物療法はα1ブロッカーと呼ばれる薬剤が中心となります。これは前立腺部尿道の緊張を和らげて尿の通りを良くする薬です。薬剤の調節を行っても残尿が多ければ手術療法の適応となります。
水分を制限せずたくさん摂ることと、力まずに排尿することを心がけてください。
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